もくじ
スキンケアで重要なことはやはり保湿対策です。
アンチエイジングケアではなおのこと、保湿対策が大切になってきます。
目指さなければならない肌は、バランスのとれた水分量をキープし、
ふくよかでハリのある感触のある素肌です。
アンチエイジングケアでなぜ保湿が重要なの?
保湿対策はアンチエイジングケアの原則なんですが、それでは、
アンチエイジングケアにおいて、なぜ保湿が重要なのでしょうか?
お肌の水分量の保持と柔軟性は、美容面は言うまでもなく
皮膚の組織という観点においても極めて重要です。
皮膚の元来の働きであるバリア機能がしっかりと寄与して、
外部からのストレス・刺激などをブロックするためには、
角質層にバランスのとれた水分が含まれていることが欠かせなくなります。
それに対して、素肌の水分がなくなって角質層の表面がザラツキ、肌トラブルの状態になると、
皮膚のバリア機能が破綻して、そのすき間からいろいろな刺激因子が
簡単に皮膚の中へと入ってきてしまいます。その結果として、肌の荒れとなるのです。
皮膚の内側から水分が失われたインナードライ状態の場合には、、
何をおいても肌元来の機能であるバリア機能をしっかりと発揮させるために
保湿対策をひたすらに実施して、素肌のうるおいをキープすることに
傾注することをおすすめします。
保湿系化粧品の作用について
保湿系化粧品のベーシックな作用は、角質層中に水分を補う「湿潤作用」、
保湿成分を与え水分を保持することで皮膚にハリのある感じをもたせる「柔軟作用」、
水分や保湿成分などを角層中に押し込める「蒸散抑制作用」の3つに種類にわけることができます。
ただ単に素肌に水を付けても、浸透することはありません。
また直ちに蒸発してしまうため、皮膚の潤いは持続しません。
素肌を保湿するためには、皮膚表面への馴染みを良くし、
水分を保持するように原材料を創意工夫した保湿系化粧品を活用することが肝心です。
保湿系化粧品は、水分を効率的に角質層内に浸透させて、うるおいをもたらし、
皮膚表面の水分を保持しつ、蒸発を抑制する機能をもたせています。
そのため、保湿系化粧品には親水性成分や親油性成分などがバランスを考慮して配合されています。
これとは別に、保湿系化粧品では、乳液やクリームまたは、化粧水(ローション)、など
多種多様な剤型があり、それぞれの剤型種類で保湿メカニズムに違いがあります。
素肌の状態や部位によって区別して利用したり、違った剤型の保湿系化粧品を重ねて
使うことによって保湿効果が向上します。
ご自分に合う保湿対策を見極めていくことが、アンチエイジングケアでは非常に大切です。