もくじ
シミやしわ、たるみ、毛穴の黒ずみ、くすみなど、30代後半になってくると
若い頃には気になることはなかったお肌の悩みが生じてきます。
そんな中でも、肌のハリのある感じがなくなってくるとアンチエイジングケアが
大事と焦ってしまいませんか?
アンチエイジングケアより必要とされる保湿
30代から40代へとこの年代になってくるとお肌がカサカサしやすく、
乾燥によるハリの衰えも多く見られます。
お肌の皮膚表面には角層細胞が構成されていますが、その隙間を
埋めているのが細胞間脂質です。
歳を積み重ねて肌のターンオーバーが遅くなってしまうことで
細胞間脂質の分泌量もダウンしていきます。
言ってみれば、肌は、バリア機能が崩れてカラカラ状態になっているのです。
このままの状態では水分がどんどん蒸発していくのも言うまでもありません。
アンチエイジングケアはもちろん大事なんですが、
その前に、第一歩は、肌にしっかりと水分を浸透させる環境を作り、
たっぷりと保湿が維持できる肌作りをすることから始めていきましょう。
毎日の洗顔を見直してみる
乾燥が気になる季節に、洗顔はどうされているのでしょうか。
眠っている間に肌のターンオーバーが行われ、皮脂は分泌されています。
その皮脂成分などはほったらかしにしておくとたちまち酸化するので
朝に洗顔してきちんと皮脂などの汚れを落とすことが重要です。
とは言っても、それは皮脂が現れている場合のみです。
皮脂がほとんど出てこないお肌の質の場合には、1日朝と夜に
2回洗顔すると、逆にお肌がカサカサになってしまうこともあります。
さらには、そんな乾燥した肌を洗顔料でゴシゴシ洗ってしまうと、
朝の洗顔後のスキンケアできちんと保湿しても、夕方には、
お肌の水分がなくなってしまう原因にもなります。
朝のしっかりした洗顔をやめて、前日のスキンケアの残りを
化粧水でやさしく拭き取るだけにしてみましょう。
乾燥肌用化粧品を見直してみる
30代後半になってくると、いろいろなスキンケアで何を使っても
お肌のカサカサがなおらないときもあります。
こんなときには、気分も落ち込んで、はじめから自分の肌タイプはこうなんだと
諦めてしまうこともあるかもしれません。
でも、こんなときのお肌は、細胞間脂質の分泌が少なくなり、乾燥しやすくなっています。
お肌の毛穴も開いて皮脂成分が詰まりやすくなっていますから、化粧品の成分も
同じように詰まりやすくなっているのです。
つまり、肌が乾燥してなかなか治らない原因には、加齢は勿論の事
間違った自己スキンケアも影響していることも考えられます。
お肌の保湿のためと思って行なっているスキンケアが、
じつは、肌を乾燥させている場合もあるのです。
こんなときには、一度、使用している化粧品がノンコメドコスメであるかどうか
確認して、スキンケア自体を見直すことも重要です。
一方、日本では、お米から作られたライスパワー成分で
水分保持機能をもつ医薬場外品のクリームが認可されています。
顔の乾燥肌が気になる方は、一度試してみてもいいかもしれません。