もくじ
保湿系コスメと言っても、たくさんの種類がありますし、
使う順番とかタイミングも違うと言われています。
とはいえ、使う順番を間違うとその化粧品の役割が
発揮できなくなったりしますので、
やはり、使う順番は、スキンケアの基本です。
でも、じつは、もっと大事な基本があります。
使う順番よりもっと大事な基本とは?
ところで、一般的に化粧水などで水分を補給してから、
油性化粧品でフタをして水分を閉じ込めるという保湿ケアが
よく言われていましたが、最近では、この考え方が見直されているとのことです。
どうしてかと言うと、乳液やクリーム、オイルに含まれている油分は、
水分保有力としてはしっかりしていないからです。
実際どれだけ油分できちんと蓋をしても、必ずと言っていいほど
すき間があるので、その部分から水分は蒸発してしまうんです。
そこで、保湿で大事になってくるのは、肌本来の機能をサポートすることです。
お肌自体が、自力で水分を産み出すことができますし、
その水分をため込む力も兼ね備えています。
ここで、保湿成分のセラミドやヒアルロン酸などをお肌に与えて
サポートすることでより活性化します。
保湿力をその成分からチェックしてみる
化粧水だけでも数えきれないほどの種類があって、
それぞれブレンドされている成分も多種多様になっています。
けれども、化粧品のうたい文句を見るとどれも保湿力が
あるように思ってし迷ってしまいますね。
そこで、ここでは、それらの化粧品に含まれている
代表的な保湿成分を3つに分類してみます。
①保湿力が高い成分
セラミド成分は保湿力が非常に高く、有名な保湿成分です。
細胞間脂質の約40%がセラミドで、水分を貯めこんで蒸発も
防ぐと言われています。
また、このセラミドがなくなるとお肌の水分が80%も低下すると
言われています。
②保湿力が中程度の成分
ここでは、有名なヒアルロン酸が挙げられますが、1gで2~6Lの水分を
保持できるほど、高い保湿力を持っています。
セラミドよりは肌に馴染みにくいと言われていますが、水分の
蒸発を防ぎ、ハリのある肌を作ります。
最近では低分子のヒアルロン酸も開発されて、浸透率が上昇しています。
次に有名なコラーゲンですが、 セラミド、ヒアルロン酸と並んで三大保湿成分と
言われています。肌のハリを高め、水分を保持する作用を示してくれます。
ヒアルロン酸と相性が良く、併用してより高い保湿効果が期待できます。
最後は、エラスチンです。
乾燥が気になるシーズンでも、水分を維持してくれる成分です。
肌の弾力性を維持するのに欠かせない成分とも言われています。
③保質力が低い成分
天然保湿因子であるNMFは、 保湿力はそれほどまで高くないのですが、
サラッとしている使った感じになるので、化粧水に使われることが多いのですが、
最近では、このNMFを産出する酵素が見つかり、注目されています。
保湿力のまとめ
保湿成分は3つのカテゴリーに分類することができ、保湿力の高い順番から、
水分を細胞間に入れる成分がセラミド、水分をかかえ込む成分がヒアルロン酸、
コラーゲン、エラスチンとなり、最後に水分をつかむ成分がNMFとなります。
セラミドは、水分を保持する力が最も強い成分ですし、安全性も高いので、
敏感肌で苦しんでいる方でも安心して使用することができます。
最近では、このセラミド成分を皮膚の内側から増やすことによって
水分保持機能を発揮するクリームが注目されています。
こちらのクリームは、販売店舗でお試しができるとのことです。
いろんな化粧品でもなかなか良くならない方、保湿で悩んでいる方は、
このようなクリームを試してみてもいいのかもしれません。